写真展「アラスカのサケたち」 スケジュール詳細


北海道内サケ関連施設3館連携企画
ワイルドハーモニー 安井健太郎写真展
「アラスカのサケたち」

First Run Pink カラフトマス 海と森をつなぐ旅
Second Run ベニザケ 碧を染める紅

アラスカで撮影してきたサケの写真を、2本のストーリーにまとめ
標津サーモン科学館→豊平川さけ科学館→サケのふるさと千歳水族館と巡回させて展示させていただく事になりました。

2つのストーリーは、カラフトマス編、ベニザケ編と異なる物語になっていて、それぞれ時期をずらしてのスタートになります。
春から晩秋までの北海道を、実際のサケたちと同じようにサケの関連3施設を巡回展示します。

その詳細スケジュールが固まってきたので、こちらで紹介します。
是非、夏の北海道を旅するかた、もしくはご友人いらっしゃいましたらお立ち寄り下さい!!

(念のためご来館される際は、事前に施設まで展示状況など事前にご確認下さい<(_ _)>)

 


標津サーモン科学館
〒086-1631 北海道標津郡標津町北1条西6丁目1番1−1号
TEL 0153-82-1141 FAX 0153-82-1112
http://s-salmon.com/index.html

カラフトマス編 4/29-6/30
ベニザケ編 7/1-8/27

 

 

 


札幌市豊平川さけ科学館
〒005-0017 北海道札幌市南区真駒内公園2-1
TEL 011-582-7555 FAX 011-582-1998
http://www.sapporo-park.or.jp/sake/

カラフトマス編 7/15-8/27
ベニザケ編 9/12-10/15

 

 

 


サケのふるさと 千歳水族館
〒066-0028 北海道千歳市 花園2丁目312
TEL 0123-42-3001 FAX 0123-42-2310
http://chitose-aq.jp/

カラフトマス編 9月-10月中旬
ベニザケ編 10月中旬-

3年ぶりのブログ投稿とお引っ越し

前の投稿を3年前の日付のまま放置していました、前のブログから無事データ移行もおわり、WordPressのブログに引越がやっとこ終わりました。とはいってもほんとにデータ移行のみ。

(これでも、半日机に座ってた…)

今のこの時代にブログというメディアが役に立つのかとも思いましたが、前身のブログ,2006年の撮影の記事とか残っているんですよね。
記事をアップしていない数年はFacebookに時々アップしたりしていました。だって、ラクですから。

サルベージしたこのブログ、文章もひどいし、いろいろ独りよがりで色々つっこみたくなりますが、しかしこの恥ずかしい青春をネットの海に消してしまうのももったいないかとも最近考えていました。
何となく自分の古い足跡を眺めるようで、懐かしくもあるし、恥ずかしくもある。でも、今の自分にない、変な気負いや情熱、向こう見ずさも残っていました。
どうせなら、サービスがいつか終了して消えてしまう前に残しておきたいなと。そして、できることならこの夢の続きを、できる範囲で残していこうかと。
振り返るにはまだ早いけど、やれる時にやっておこうと。
今、準備している写真展の準備の記録をしっかりと残していきたいと思っているのが本音です。

たぶん、マメに記事はアップできないけど、たまに忘れずにアップしていきたいと思います。
(ブログをマメにアップなんて習慣は作れない笑)

まだ、レイアウトすら出来てないじゃんwという笑えない状態ですが、まずは作って動かすのが一番。
これから適当にいじっていきます(笑)

Book September

欲しかった本を大量買い。
たまにやります。

ブックオフやら
Amazonやら
ほとんど、中古です。
読書の秋に向けて、かいこみました。
でも、ブックオフでクーポンもらってそれで買ったら、ダブりました。

やれやれ

オトナ蔦屋 函館。

話題のオトナ蔦屋。

函館に行ってきました。
前に代官山には行ったことは書きましたが、
今回は、時間的にも余裕が有ったので館内で少し時間を過ごすことが出来ました。
館内の設備はユニーク。
暖炉があったり、キッズコーナーがあったり、
シンプルなデザインは北欧の図書館のよう。
キュレーションによる分類っていいですね。
放射状に広がる好奇心のように次に気になる対象がとなりに並んでたりする。
思わず手にとって次々と眺めてしまう。
館内の施設は大人も子供も楽しめる作りになっていて
ウチの近くにも欲しいなぁ。
海の見える高台にあったら良いよなぁと
でかい窓とコーヒーと本。
前にアラスカのホーマーにある図書館も海が見えて、冬の様子を想像するとワクワクしてしました。
冬の雪が少し積もっていて、館内が暖かくて静かな様子で、本がたくさんあって、本を読んで一息ついて顔を上げると大きな窓から雪が降っている音のない暖かみがある風情ってとても贅沢だよなぁ。

とうきびで農家に怒られる。

夏の北海道。
雨の多い日が続くとはいえ、せっかくの道南にいるのでとうきび(とうもろこし)を買おうと農家の直売所に立ち寄りました。

農作物は採れたてほど美味いものはない!
ということを思い知らされました
フラッと入ると、女性が皮を剥きながらセッセと箱詰めしてる。
「いま、雨続いててとうきびしかないですよー」と声をかけられた。
北海道って訛りが無いように言われますが、道南にいくにつれて、アクセントが強くなるようです。
「あ、とうきび欲しいんですよ」
「どっちにしますー??白と黄色!」
「???食べた事ないんですけど…。」
「じゃあ、ほら!!」
バリっと皮を剥いて1本差し出される…。
「そのまま、ガブっと!ほら!!」
見ると、白い粒のトウモロコシがみずみずしい。
一粒一粒がこのところの雨をタップリと吸ったかのようにプリプリと弾けそうなくらい肉厚。剥きたての皮の青臭い匂いもまた、引き寄せるかのようだ。
「ウチのは新鮮だからね、そのままいっちゃって!」
ガブリとかじると、みずみずしい甘さが口になだれ込んでくる。
「うわ!甘っ!!!」
長雨がトウモロコシに吸われて、トウモロコシを通過して口に入ってきたような気分。
むしろ、トウモロコシを通過するだけで、ここまでみずみずしく、そして甘くなるのかと錯覚した。
「でしょー、ヤッパ採れたてが一番だわー」
完全にプロの仕事を魅せられた流れ。
もうこうなると回答はひとつ。
「あ、コレ下さい。」
試しにもらった1本をかじりながら、買おうとすると、
「お客さん、車??」
「え?はい。」
「いつ帰るの??」
「もうちょい、先ですけど、、それが??」
「………。手持ちで帰ります???」
「ええ?そのツモリですけど。」
「んー、売りたくないわー!」
「ええ???」
「だって、鮮度保てないし、美味しくないし!!」
「ええええ???」
いや、あの本州でもっと鮮度も何もないトウモロコシ食べてますけど、それに比べたら…。
どうやら、本気だったみたいです(笑)
その後、売る売らないの押し問答10分くらいしてましたから(笑)
結局、押し切りましたがそれでも最後に、
「まー、いいか。もう会うこともないし」
イヤイヤイヤ、どんだけこだわるのよ(笑)
字面ほど、嫌な感じではなく、むしろ新鮮な素晴らしさを伝えられないのに納得できない様子が伝わってきました。
そして、白と黄色を三本づつ買って、支払い810円ほど。
そして、10円オマケしてくれました。
金額にしたら大きな金額ではないけど、それでも味にプライドをもって妥協しない。
差別化やら付加価値を大げさにつけて値を吊り上げていこうとする世の中だけど、金額が基準になっておらず、自分達の納得のいく仕事かどうか?
そして、それがキチンと伝わるかどうか。
まさにプロの矜持。
買ったトウキビは名前の通りとても甘く、大満足でしたが、果たして本当に言う通りの鮮度だったらどの位美味しかったのかと、頭をよぎる美味しさでした。

師に会って思う地平。

北海道での撮影に来ていますが、
久しぶりに師匠に会っていただけました。

写真を誰かについて勉強した事はないので、写真の事ではなく、自然についての師匠になります。
15年ほど前に自然を案内する仕事に携わっていた頃、一番影響を受けた人です。
自然を識り、
観て、
そして、無限の好奇心でいのちのそばを歩み続ける。
「これ、何でこうなると思う??」
と言う、簡単に聞こえる語り口で始まる一見、シンプルに見える質問には、
その場所、あるいは生き物を観察すると見える事柄が質問なのですが、
その質問の答えを導き出す為には、その事柄をしっかりと観察し、そして、それについての知識を引っ張り出して考察し、その上で今見えている物だけではない部分に思いを馳せ、想像した上に答えを出す。
植物、動物、昆虫全ての生き物に明るく、
自然とは知識だけでなく、
そして見えているものだけでもない。様々なものが複雑に絡み合っている。
それをフィールドで表現し続ける人です。
師匠との問答は、一つ一つ言葉を選び、
考えに考えを重ね、そして想像する。
そんな事を育んでくれた時間を頂きました。
20代前半でこういった時間を持てたのは、本当に幸運だった。
そして、その時間は今の自分の写真の基になる、自然観に大きく影響を残しています。
長くなりましたが、今回は久しぶりにお会いして長く話せました。
自分の今までの旅とそこで見てきたもの。
そこから得た自然観と今の自然への自分の見かた。
ホールのロビーの椅子で自販機のジュースを片手に、 その話題は個の生命から、植物のリズム、森の循環、そして時間というミクロからマクロまで、終わる頃にはアタマを使いすぎて、心地良い疲労感で2時間あっという間に過ぎていました。
そして、師匠とは別の方法になるけれど、生命の本質に近づきたい。
自分の旅はまだまだ先は長い。
それでも、今回また先の地平を指し示してもらったそんな気分でいます。
師匠のいる地平すら見えていないけれど、
一人のナチュラリストとして少しでも識り、観て、表現し続けたい。
そして、いつか納得できる自分になれたらと思います。

人と人のあいだに

プリントのサンプルを持ち込んで、
写真展の展示サンプルを作成する事にしました。
パネルに貼ったり
額装したりと様々な展示方法がありますが、
新しい展示方法を知ったので早速自分の作品で試して見る事にしました。

色々具体的にカタチにしてみないとわからない事が沢山あります。
まだ決まった話は一つもないのですが、動きながら悩むのがポリシーなので、制作に持ち込んで色々聞きながら試しています。

写真って、撮っていて面白い分野だなと思うことも多くて、写真自体の話よりは今日はチョット違う角度で。
自分は撮る人なのですが、自分の中にある考えをイメージにまとめて、そしてそれを人に届くカタチにするまでには、沢山の機械や道具そして人に関わって、最後に形なります。
モチロン、最初はカメラ。
そして、今回のようにプリントして、
展示できるカタチにするためには、
印画紙やプリンターが必要だし、当然それを最善の状態に保っている人がいて、その人たちの最善の努力で自分のイメージの最良のカタチで出てくる。
そして、その次は別の人たちが出てきて今回のようにパネル加工してくれる。
そこにはそれぞれの最善の努力があってはじめてカタチにすることが出来る。
撮る部分は、どんなになっても自分の領域だしどこまで行っても独りだと思います。
ただ、それをカタチにするには、そんなそれぞれのプロ達の力が必要で、それぞれの良い物を作りたいという、善意の部分の集合体で出来てるように思います。
こだわりもあるので細かなニュアンスだったり、コミュニケーションをとるのは大変。
それでも、信頼できるプロ達と仕事できるのは
静かな興奮がある刺激的な時間です。
こういった人達と出会えるかは大きな部分でいくと、運になるのでしょう。
ハズレたと思うことも今まで何度もありますが、本当に良い仕事してもらえるところって実は少ないんですよね。

ちなみに、仕上がりましたよ。
出来??
決まってるじゃないですか
さ、コレ持って次の人に会いに行きます!

久しぶりに札幌への旅。

久しぶりに札幌。
と言っても、仕事の出張なので
ノンビリ撮影したりは出来ないけれど、
札幌は雰囲気がとても好きな街なので
特になにするわけでもない。

歩きながらぶらっとするだけでも
夜風が心地良い。
涼しいのを期待してたけど、昼間は暑く、
夜まではヒーヒー言いながら仕事してたけど。
結局、4日居られて、走り回った北海道は
ヤッパリ空の感じがアラスカを感じる部分があって、スカッと晴れた空がググっと低く広く広がっている雰囲気と適度な大きさにちぎられたように見える雲の様子も、アラスカで何度も見上げた空でした。

夜は一日だけ贅沢して、スープカリー。
コレ、最近美味しさが解ってきました。
札幌の美味しいと教えてもらった店に行くと他で食べたスープカリーと全然違う。
野菜がそれぞれシッカリと野菜の味がして、
そしてスープも香辛料のスープと言うか、
薬膳のスープのような…
バテた頃にちょうど良い。
撮影は出来なかったけど、色々な人に会う事は出来ました。
新しい出会いもあったりして、始まったばかりの新しいプロジェクトの芽吹きもありました。

写真は北大。

カビからの敗者復活!!

まだまだ飽きずにパンを焼き続けています。
たいぶ慣れてきたのか、結構いい加減に作っててもそれなりに出来るようになりました。
まあ、パン屋になりたいとか言い出すつもりはないのですが、結構面白い。
発酵の管理だったり、季節差だったり
毎回違います。
そして、勉強になるほどマメに酵母ダネも管理していないので毎回焼き上がりが違う。
明らかに発酵のピークを過ぎて焼いて、あまり膨らまなかったり。
朝仕事に行く前にコネて、残業で帰れなくて深夜になったりしてて、次の朝に思い出すとか(笑)
で、酵母種をこのところ酒粕でずっと作っていたので、久しぶりにレーズンで作ろうと水に浸しておいたら…

やられました。
カビですわ。
瓶の殺菌が甘かったかなと思い当たる節があったりして。
で、このカビ達がプカプカ浮いているのでそれをスプーンですくって、ひと振りしておいたら。

まさかの敗者復活!!
ほんとにコレ使えるのかしら??
でも、ヤツらの勢いは蓋を膨らませるほどの強さで、刺激的な発酵臭もバッチリ。
コレは酵母軍団の逆襲があったと
見えない激戦を想像してみてます
そして、その想像力をもやしもんで補完。

目に見えない世界って、すごい。
漫画の話じゃなくて、枯れかけてた苔も条件さえ整えば数ヶ月でまたみどりみどりしはじめたりする。
これは、きっと目には見えない芽吹きから始まってたりするんだろうと思った