Salmon Skeltons

いつも、食べ物の話だと突っ込まれそうなので、
たまには撮影の話を。
サーモンの撮影はもうすぐ終わり、ムースに切り替わります。
と先日書きましたが、今日はサーモンの撮影の事について。
ベニザケは川で産卵するものと、湖で産卵するものがいます。
湖で産卵したあとのサーモンは湖の底でゆっくりと腐敗し、
やがて骨だけが湖岸にうちあげられます。
去年撮影したものの、山火事の煙が空を覆っていた影響で、
まったく使い物にならず、今回はその骨の山を
再び撮影に向かいました。
湖までのトレイル(遊歩道)は一部が山火事の被害を前にうけて
森として再生している段階です。


湖の湖岸は、山火事に焼かれ、
川を旅して漂着した倒木がひしめき合っています。


漂着したサーモンの骨たち
サーモンの骨が静かに湖岸に打ち上げられ、
まるでその様子は打ちあげられた倒木たちと重なって
誰も訪れる事のない静かな墓場のようでした。

Toast it !!

アメリカの料理で、
”これは見習おう!!”
と思ったのは、
ホットドッグやサンドイッチなど
何でもパンに挟むときに、挟むパンの表面をカリッと
焼いてから挟むこと。
このカリッとした表面のパンに野菜のみずみずしい食感が
「いやーサンドイッチっておいしいなあ」
という感動をもたらしてくれる。
アメリカの一般的なパンは日本のパンとは異なって、
サイズが小さく、だいたい大人の手のひらサイズくらいで
ほとんど四角。
食感も日本と違い、日本のパンが焼くとサクッとするかわりに
中身が薄い感じなのに対して、こちらも焼いたらカリッとするものの、
焼いても焼かなくても中身の重量感はしっかりしたまま変わらない。
そこで早速、真似をしようとキャンプ用のトースターを購入!!

確かに、きつね色にこんがりと焼けるのですが、
時間かかりすぎ!
10分もしないでお湯が沸かせるストーブのフルパワーで
20分以上かかります。
これって、すごくコスト高・・・。
サックリおいしいサンドイッチは食べられたけど、
次の出番は未定です。

※あまりの加熱のしすぎにより、テーブルのSPF材の脂が熱で溶けて
にじみ出てきました。

Fall is approaching!!

いよいよやってきました!!
秋が!!
一昨日くらいから朝晩の冷え込みが厳しくなり、
朝起きると、モヤが出るようになりました。
湿地に生えている草が黄色に変わり始めました。
新聞に載っているサーモンの話題がレッドサーモンから
シルバーサーモンに変わりました。
そうです。
秋が近づいています。
もうすぐ、サーモンの撮影からムースの撮影に切り替えていきます。
この4,5日の天気予報から雨のマークが消えました。
今年のサーモンの撮影はいよいよ大詰めです。
ひとつ気を引き締めてこの1週間を大事にしてきます。

プロのお仕事

アラスカでの友達の中で一番仲のいい友達の職業は
”剥製師”

日本ではなじみのない職業だけど、
こちらではハンティングやフィッシングが一つの
スポーツ
としてみとめられている。
楽しみ方は人によって様々なんだけど、
一部の人は頭骨や毛皮をきれいに処理して、
自分のハンティングの成果の
”トロフィー”
として、家に飾る習慣がある。
友達の仕事はハンターが持ち帰った動物の
頭や毛皮をこれらのトロフィーとして加工する仕事だ。
ハンティングで動物を殺すということは
安易に反対する人もいるが、実際に動物に近づいて
殺すという事がどれほど難しく、またその経験から
本当にたくさんの事が学べたりする。
楽しみ方は人によって様々と書いた理由は、
弓一つで巨大なムースに挑み、見事に倒し、
何一つ無駄にせず、持ち帰る人もいる。
かといって、動物を倒し、頭だけトロフィーのために持ち帰り、
肉は無駄にするハンターもいる。
「命を取るのであれば、無駄にしない。」
腕の良いハンターは落ち着いた独特の雰囲気でこの言葉を口にする。
ある人はブルックス山脈でドールシープを仕留めたが、
悪天候に見舞われ、何とか頭だけは持ち帰る事が出来たが、
それでも後日もう一度、わざわざ飛行機をチャーターして
肉をとりに行った。
結局その間に肉は動物に食べられ手に入れる事は出来なかったが、
それでも自分がとった食べ物の価値というものはかけがえのないものになる。
釣った魚でも、摘んだブルーベリーでもまた同じだ。
動物の生活は食べ物を探し、殺し、食べる。
果てしないこの連鎖が複雑に絡み合っている。

焚き火道

アラスカの焚き火は簡単に火をつける事が出来る。

男にとって、焚き火をいかに難しい状況でも
簡単に火をつけて、またその火を保つ事が出来るか?
という技術は一つの誇らしい野外生活のスキルだ。
アラスカの場合は簡単に調達できる薪として、脂の多いスプルースや
成長の早いアルダー(ハンノキ)、アスペン(シラカバ)がある。
これらの木はいずれも火付きが早く、またアラスカは乾燥しているので、
だいたいにおいて、簡単に火がつけられる。
「一人でいる場合は焚き火こそ最良の友人だ」と書いた作家もいるほど、
男の一人旅において、焚き火こそ神聖なものであり、
その旅をよりストイックに磨き上げる焚き火道とも呼べる
世界がある。
と、あくまでもストイックさを誇張してみたが、
実際に生活しているときになると、焚き火は暖をとる場であり、
また調理するキッチンにもなる。
とくにこんな雨の多い気分の沈みがちな日々に、
何より温かい食事と心和やかなイベントを提供してくれる。
開催!!第1回マシュマロサンド祭り!!


焚き火で溶かしたマシュマロとチョコレートをビスケットでサンド!!
アメリカ人の焚き火のすばらしいアイデア!!
この見た目そのままの甘さが、かなりおいしい!!
第2回 焚き火フェスタ フランク祭り!!

パンを両面とターキーフランクをしっかり焼いたら、

チェダーチーズとサルサソースをのせて、

ガブリ!
ストイックな世界より、楽しいイベントでしょう。
写真?
撮りますよ、でてきてくれたらね。

曇り・曇り・cloudy

あれからずーっと曇りの日々
毎日、毎日ずーっと雨がしとしと。
毎日鮭を眺め、クマを待つ日々。
クマは毎日見かけるけど、それでも
暗かったり、遠くの道路を横切ったり。
なかなか撮らせてくれません。
サーモンのパートでは大事な1シーンになるので
もうしばらく我慢。
しかし、雨が多いなあ。


ちなみにこの日は6時間雨の中で待ちましたが、
クマは現れず、サーモンに水を引っかけられてずぶ濡れに。
機材は水浸しになって・・・・とほほ。
機材と濡れた服は車のヒーター全開で乾かしました。
あー晴れないかなあ

撮影は続く

ブログで安否を知らせるって言うのは良かったのかもしれないけど、
これは忙しいと更新できないのね。
Tustumena Lakeから無事に帰ってきた。
(ヨメにねぼけて熊スプレーで撃たれたけど・・・)
Salmonも例年よりは遅れていたものの、元気に川を遡ってきた。
このところ天気があまり良くないので撮影できるチャンスを逃すと
なかなか次のチャンスが巡ってこない。
数日ほど、アンカレジに戻り、物資を補給して
またKenaiに戻ってきた。
これから1週間ほどはSalmonを追いかける予定。
今年のRed Salmon撮影の正念場です。
この2週間ほどで恐らくKenaiはSalmon Fishingから
Huntingへとシフトしていく事になります。
そして、僕の撮影のスケジュールも
SalmonからMooseへと移します。
Salmonのエネルギッシュな旅をどこまでとらえる事が出来るか
まさにこの10日間ほどにかかっています。
さて、カヌーも積んでシャワーも浴びたし、
ガソリンも満タン
それでは
行ってきます。

晴れはないけど、魚はうまい

晴れのない日々が続いています。
どんよりと曇り、よく飽きないなと言うくらいしつこく
雨が降っては止んで、また降って。
山火事の多かった去年よりはましな状況かもしれないけれど、
それでもいいのかどうか決めかねるような毎日です。
幾つかうろうろとさまよい、Salmonの撮影を少しずつ始めました。
往復の間にも1度Mooseに出会い、少しずつ動き始めました感じがします。
でも、やはり良い写真には良い光が必要なので、
晴れがくるのを待っている日々です。
Salmonが少しずつ撮影の期待しているポイントに遡り始めているので、
後は光さえくればという状況です。
去年から予定していたTustamina Lakeという巨大な湖に
撮影に出かけてきます。
ボートで出かけて、6日間ほど撮影してきます。
さあ、晴れてくれるかな?
ちなみに撮影とは関係ないけど、友達が毎日鮭を釣ってきてくれるおかげで、
鮭三昧の日々です。
こんな日々が続きますが、鮭はおいしいな。
しっかりいくらも楽しんでいます。

Homer music festival !!

久しぶりにKenny の家を訪ねると犬が1匹増えていたけど、
相変わらずの熱烈歓迎!!
再会をよろこび話が弾んだ。
KennyはどうやらSoldotnaの南のHomerで開かれる
Music Festivalに週末の2日間出かけるので、
良かったら一緒に来ないかと誘われた。
Kennyの奥さんのColleenはSoldotnaで雑貨店を経営していて
今回のFestivalにブースを出店してお店の商品を販売する事にしたそうだ
そこで手伝いに一緒にFestivalに行く事にした。
翌朝6:30に出発

1時間半ほど走り、
Homerに到着。
早速開店準備にとりかかった。

2時間ほどで大量の商品を並べ終わり、
昼の1時過ぎから地元のバンドが代わる代わる演奏を始めた

会場が海沿いの町の丘の上にあるので
海からの風が絶えず吹き付け、寒かったが
それでも盛り上がりには全く影響せず、昼寝をしたり
踊ったりととても自由に楽しめた。

無事1日目は夜10時頃に終了し、Homerの砂浜でキャンプをして
翌日にそなえた。
(風が夜になっても収まらず、隣のテントがねじまがってた)

2日目は雨が降り、つらいFestivalとなったが、それでも撤収もしっかり手伝って夜12時頃無事Kenny宅に帰宅。
さすがに疲れてヨメがダウン。
おそらくは時差と気温差、そして湿度差が
重なってノックダウンになった模様。
Kennyの好意に甘え、もう1泊止めてもらう事に。
僕も全身にだるさが残り、
部分的に筋肉痛になってしまった(調子に乗って踊りすぎ?)
この日記はColleenのお店からアップロード中。

いまだしっかり写真は撮れていないけど、
遊ぶときはしっかり遊ばないと

Soldotna part 1

Anchorage をはなれた後、Sewardをまわってから
今は Soldotnaに滞在しています。
今年の Alaskaは寒い!!
いつもならもっと暖かいのに、今年は普通じゃないと
地元の人は皆言っています。
おそらく、日本は梅雨明けしたのだろうけど、
こちらはとにかく曇りと雨が続いています。
今年は雨の当たり年のようです。
意気揚々と南下してみたものの
毎年撮影しているポイントには Red salmon は全く見あたらず、
今年はかなり数が少ない上にとても遅れているという
意見ばかりです。
おかげで数日間 Kenai river でのSalmon Fishingが禁止されたほどです。
僕の撮影しているポイントはかなり上流の方なので、
2回に分けて遡上してくるRed salmonの1回目の魚たちが
ちょうどこの時期にたどり着くはずですが
全く見あたらず。
こればっかりはどうにもならないので
相手がいなければ当然写真はとれない。
そこで、もっと海に近いSewardに向かい、翌日数時間ほど
Red salmonを撮影。
予定していたシーンではないので、まだまだ盛り上がりには
かけるけど、それでもまず何より今年のAlaskaが始まりました。
始まりには必ず予想外のトラブルが付き物。
料理のStoveの燃料ポンプが壊れてしまい、
新しいポンプユニットがSewardでは手に入らず、
Steringまで移動する羽目に。
そこでやっとポンプを手に入れ。
ちょっと足をのばして、Soldotnaまで移動。
Soldotnaには友人のKenny が住んでいるので、
驚かすためにいきなり訪問!!
続きはPart2にて