くまのゆめ

先日久しぶりにクマの夢を見ました。
知床でガイドをしていた時は、頻繁に見ていたけど
久しぶりに見ました。
でも久しぶりに見た夢は、
以前と趣向が変わったみたいで、ガイドの時は
クマがこちらに向かってきても
自分以外の人に向かっていって、自分は全く相手にされないで
何も出来ないでとても悔しい思いをするというのが、
いつものパターンだったけど、
今回の夢は川の中で割と大きめの若いクマと取っ組み合って
力比べをしている夢でした。
最初は川の土手で川の中にいるクマをのんびりと撮影しながら
観察していた。
そのクマは自分の事に集中していて、
全くこちらを気にしない様子で、川の中で何かを探していた。
こちらもクマが人がそばにいる事にストレスに感じていない事が
伝わっていて、その事に自分の中で手応えとゆったりとクマを観察できる
充実感でいっぱいになっていた。
しかし、ここから話が唐突に急展開する。
はっと気が付くとさっきまで観察していたクマと
まるでプロレスラーががっちり組み合うように川の中で
組み合っている。
その状況は恐ろしい恐怖心などは全く感じられないのだけれども、
とにかくこいつをここで負かせてしまおうと、強く思っていて
何とか全身に力を込めてみるのだけれど、150センチほどのクマは
こちらが力を込めるとその分、力を込めて押し返してくる。
こいつ小さいのに力が強いな!!と思ってさらに力を振り絞ると
その分またクマも力を込めてくる。
負ける様子はないのだけれど、がっちり重く組んでいて
とてもほどける様子はなかった。
どのくらい続いたのか判らないけれど、がっちり組んだ重さに疲れて
目が覚めた。
それからやっと夢だったと気が付いた。
この夢のおかげで全身に力が入っていて、疲れ切っていた。
手や足を一つ一つほどかないと力がゆるまなかった。
妙にがっちり組んだ重さがリアルだったと思ったら、
布団が変に絡まってまとわりついていて、身動きがとれなかっただけだった。
しかし、いつもクマが夢に出てくるとどんな夢でもとても疲れる。

投稿者: WildHarmony

1978年 東京都生まれ 東洋工学専門学校(現 東京環境工科専門学校)にて、フィールドワークの基礎を学ぶ。 北海道・知床、自然トピアしれとこ管理財団(現 知床財団)に通年で2年間ガイドとして勤務。 様々な経験を積み、クマのいるフィールドで行動する技術を学ぶ。 知床のフィールドで、写真で生き物を撮す事の愉しさを知り、 自分を通して自然を写真で表現することの奥深さに触れる。 北の自然へのあこがれに従って、その後アラスカへ渡る。 アラスカの広大な土地を巡る鮭の旅に触れ、 巨大ないのちのサイクルに自分のテーマ「鮭」を見出す。 Kentaro Yasui Born in Tokyo in 1978. Learned the basic skill of fieldwork from Toyo-Kogaku special school. After graduating I worked for Shiretoko foundation in Hokkaido. and guided in Shiretoko National park for many people in two years. Because of my admiration for nature of the north, I went to Alaska to photograph its beauty and wildlife. I mentioned of expressing nature with a photograph through oneself. Currently resident in Japan.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です