みなさん、やまぶき色って知ってました?
実は知らなかったです。
恥ずかしながら。
ゴールデンウィークでまとまって休みがとれたので、
ヨメさんと近くの自然観察の森に出かけてきました。
北海道の森の植物は、経験上ある程度見分けがつくのですが、
多様性豊富な本州の森はまさに多民族国家のダウンタウンのように
見えます。
ビジターセンターに立ち寄ってフィールドガイドをもらってから、
それを片手に歩いてみたけれど、
まったく、わからず。
「えー、こんな名前あんの?」という台詞で
せいぜい良くても、「あっ、聞いたことあるぞこの名前」
なんて言いながら歩いてました。
その中に、森の中に咲く、やわらかなオレンジのピンポン球くらい大きさの花が。
「これ、知ってる?あのやまぶき色のやまぶきだよ」とヨメさん
「えっ、これが!あのやまぶき?」
小学校の絵の具セットに入っていた黄色の隣のやまぶき色はこの色から
来ていたのです。
その時初めて知りました。
やまぶきという名前は不思議だったけれど、
「そういう」名前としておぼえていたので今まで、なんでやまぶき?と
思ったことはなかった。
カメラのファインダーに集中していると、
薄曇りの新緑の森の緑ににじむ、遠景のやまぶきの花の
鮮やかさが、これから始まる6月の花の時期にむけて
先陣をきって輝いていた。
今回のやまぶき色の件で思い出したことが一つあって、
あの小学校の絵の具セットのスタメンの中の編成だ。
やまぶき色がこれなら、
じゃあ、ビリジアンはいったい?何からきたんだ?
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投稿者: WildHarmony
1978年 東京都生まれ
東洋工学専門学校(現 東京環境工科専門学校)にて、フィールドワークの基礎を学ぶ。
北海道・知床、自然トピアしれとこ管理財団(現 知床財団)に通年で2年間ガイドとして勤務。 様々な経験を積み、クマのいるフィールドで行動する技術を学ぶ。
知床のフィールドで、写真で生き物を撮す事の愉しさを知り、
自分を通して自然を写真で表現することの奥深さに触れる。 北の自然へのあこがれに従って、その後アラスカへ渡る。
アラスカの広大な土地を巡る鮭の旅に触れ、
巨大ないのちのサイクルに自分のテーマ「鮭」を見出す。 Kentaro Yasui
Born in Tokyo in 1978.
Learned the basic skill of fieldwork from Toyo-Kogaku special school.
After graduating I worked for Shiretoko foundation in Hokkaido.
and guided in Shiretoko National park for many people in two years.
Because of my admiration for nature of the north, I went to Alaska to photograph its beauty and wildlife.
I mentioned of expressing nature with a photograph through oneself.
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