街を歩いていたら、アートに出くわした
倒れた自転車にまるで、何か意味を込めたかのように空き缶やらゴミを挟み込んであった
駅前のジュースの自販機の横に駐輪していた自転車が何かの拍子に倒れたのだろう
そのあとは容易に想像がつく
通りかかった人がそれぞれゴミを自転車に差し込んで行ったらこうなったのだ
しかし、面白かったのは最近、モノという事物が捨てられる事でその道具としての使命から解放されるという事を写真で表現した写真家の話を聞いたので、この通行人という不特定多数の人が作ったストリートアートを見た時にこの話を思い出した
自転車という意識はそれぞれゴミを捨てていった人は持っていたはずだけれど、自転車が倒れてしまうだけでその意識は何処かに消えてしまう
その事を前に写真家が写真にした話を聞いた時はアーティストとして持った感覚があって表現できるのかと思っていたけれど、実はこんな身近で不特定な人たちの無意識に存在しているとは思わなかった
人がモノに対して共通に持っている常識的なイメージって意識的な部分に存在しているのかも
と、思った
ゴミ箱に捨てたらいいのに
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投稿者: WildHarmony
1978年 東京都生まれ
東洋工学専門学校(現 東京環境工科専門学校)にて、フィールドワークの基礎を学ぶ。
北海道・知床、自然トピアしれとこ管理財団(現 知床財団)に通年で2年間ガイドとして勤務。 様々な経験を積み、クマのいるフィールドで行動する技術を学ぶ。
知床のフィールドで、写真で生き物を撮す事の愉しさを知り、
自分を通して自然を写真で表現することの奥深さに触れる。 北の自然へのあこがれに従って、その後アラスカへ渡る。
アラスカの広大な土地を巡る鮭の旅に触れ、
巨大ないのちのサイクルに自分のテーマ「鮭」を見出す。 Kentaro Yasui
Born in Tokyo in 1978.
Learned the basic skill of fieldwork from Toyo-Kogaku special school.
After graduating I worked for Shiretoko foundation in Hokkaido.
and guided in Shiretoko National park for many people in two years.
Because of my admiration for nature of the north, I went to Alaska to photograph its beauty and wildlife.
I mentioned of expressing nature with a photograph through oneself.
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