お金を節約するため、キャンプ場の外に泊まっているぼくらは
ときどき、トイレを借りにキャンプ場に行きます。
ある日、朝ふらふらとヨメと二人でキャンプ場を歩いていると、
2頭の犬が吠えながら近づいてきました。
こちらはみんなと言って良いくらい犬が好きで、
しかも、日本に比べると飼っている犬のサイズがみんな大きいのです。
前に犬を飼っていた事もあったので、
とりあえず彼らは警戒しているだけなんだろうなと思って
吠えていても別にいきなりかみつきそうな雰囲気ではなかったので、
そのまま歩き続けたら、
犬の声を聞きつけて飼い主のおばさんが走ってやってきた。
しかも怒鳴りながら、一発頭を軽くたたいたうえに
首を押さえつけて、こう言いました。
「Shame on you!!」(恥を知りなさい!!)
「Nobody asking you like that!」(誰もこんな事頼んでないでしょ!!)
いやいや、おばさん
犬に恥をしれっていっても、恥の意味じたいわかんないし。
それに知らない人が来たら吠えるのは彼らの仕事じゃないの、
キャンプ場で放し飼いにしたあなたの方がまずいと思うんですけど・・・・
とはとても言えないし、もちろん言わないし。
「Thanks」そういうのが精一杯でした。
ごめんよ、ワンコ。
おまえ悪くないのにね。
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投稿者: WildHarmony
1978年 東京都生まれ
東洋工学専門学校(現 東京環境工科専門学校)にて、フィールドワークの基礎を学ぶ。
北海道・知床、自然トピアしれとこ管理財団(現 知床財団)に通年で2年間ガイドとして勤務。 様々な経験を積み、クマのいるフィールドで行動する技術を学ぶ。
知床のフィールドで、写真で生き物を撮す事の愉しさを知り、
自分を通して自然を写真で表現することの奥深さに触れる。 北の自然へのあこがれに従って、その後アラスカへ渡る。
アラスカの広大な土地を巡る鮭の旅に触れ、
巨大ないのちのサイクルに自分のテーマ「鮭」を見出す。 Kentaro Yasui
Born in Tokyo in 1978.
Learned the basic skill of fieldwork from Toyo-Kogaku special school.
After graduating I worked for Shiretoko foundation in Hokkaido.
and guided in Shiretoko National park for many people in two years.
Because of my admiration for nature of the north, I went to Alaska to photograph its beauty and wildlife.
I mentioned of expressing nature with a photograph through oneself.
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