明日の風

書く事は毎日毎日同じなので、
特に変わりもなく鮭の事です。
Kenai半島で恐らく最後に撮影に
なる川に移動してきました。
今年はこの川は当たりのようで、沢山の鮭が産卵しています。
昨日、ついに産卵の瞬間を撮りました。
必ず必要だと思っていた重要な1シーンだったので、
まずはほっとしたのが正直なところです。
とりあえず、一通りの流れをすべて押さえる事が出来たので、
ここからが本当の正念場となります。
と、いうのはそれぞれのシーンに後は自分のアイデアを
盛り込んでどれだけ発展させる事が出来るか。
まさに、写真家としての全てが問われる事になります。
そう、まさにここからは燃える情熱の全てをぶつけて
いきたいとおもっています。
あと何日間鮭たちの命が持つか判りませんが、
彼らの燃え尽きるまでの生き様をしっかりと記録していきます。
いつ、彼らの命がつきるのか判らないので、ここからは
全く予定が立ちません。
本当はDenali national parkに行こうとも思っていたのですが、
ここに来て迷いが出ています。
このまま、ここにいて鮭の命を見届けるのか、
それともムースの撮影に移行していくのか。
鮭の命もDenaliに行って帰ってくれば尽きているでしょう。
Denaliは鮭の命が尽きる頃には冬が来てクローズになってしまいます。
時間は2度と取り戻せない。
ヨメ市長の町作りは、古代、江戸ときて今は昭和の高度成長期のようです。
何故か町の中にバベルの塔と5重の塔がある不思議な町並みです。
しかし、高度成長期名物、公害に悩まされていて
支持率が3%と伸び悩んでいるようです。
「どげんかせんといかん」
とかいいながらやってます。
まあ、支持率の低さからいくと森喜朗なんだけど。

投稿者: WildHarmony

1978年 東京都生まれ 東洋工学専門学校(現 東京環境工科専門学校)にて、フィールドワークの基礎を学ぶ。 北海道・知床、自然トピアしれとこ管理財団(現 知床財団)に通年で2年間ガイドとして勤務。 様々な経験を積み、クマのいるフィールドで行動する技術を学ぶ。 知床のフィールドで、写真で生き物を撮す事の愉しさを知り、 自分を通して自然を写真で表現することの奥深さに触れる。 北の自然へのあこがれに従って、その後アラスカへ渡る。 アラスカの広大な土地を巡る鮭の旅に触れ、 巨大ないのちのサイクルに自分のテーマ「鮭」を見出す。 Kentaro Yasui Born in Tokyo in 1978. Learned the basic skill of fieldwork from Toyo-Kogaku special school. After graduating I worked for Shiretoko foundation in Hokkaido. and guided in Shiretoko National park for many people in two years. Because of my admiration for nature of the north, I went to Alaska to photograph its beauty and wildlife. I mentioned of expressing nature with a photograph through oneself. Currently resident in Japan.

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