チェリーハンティング

週末を利用して、ヨメがヘルプに来てくれていました。
普段仕事しながら自分の休みにはこうして
一生懸命新しい風を運んでくれています。
頑張るヨメを見ているととにかく頭が下がる思いです。
あんまり今の状況じゃヨメには何もしてあげられないけど
せっかく来たんだしと思い、
「サクランボ狩り」に誘ってみました。
いよいよシーズンに入り、あちこちに
のぼりが立ち、気分転換にもなるかなと
一声かけました。
すると、
「〜〜〜、いいや、行かない」
「は?行かないの?」
「うん、行かない」
「いや、だって楽しいよ、ほらサクランボも腹一杯食べられるし」
「ううん、行かない。」
「あ、そう行かないんだ・・・」
(5分後)
「やっぱり行かないの?」(←しつこい。いつもこうやって嫌がられる)
「うん、行かない」
「なんで?」(←やっぱりしつこい。これが喧嘩の原因)
「だって、いっても一人でサクランボ気持ち悪くなるまで
食べて、高いお金払ってくるのいやなの。」
そうです。すっかり忘れてましたが、食べる事には
ストイックな我々二人。
今まで3回ほど、サクランボ狩りに行きましたが、
いずれも園内に入ってからヨメの姿をみませんでした。
入るやいなや、お互いいきなり別々の方向へ。
そして、気持ち悪くなるまで、もくもくと
口にサクランボを運び続けます。
そして、お腹いっぱいになると・・・合流。
で、終了。
このパターンでした。
まるで、部活か何かの練習のような
ストイックすぎる雰囲気です。
間違っても
「あ〜〜ん」
「きゃ^^おいしい〜」などとなった事はありません。
そして、彼女はその黙々としたサクランボトレーニングの
むなしさを過去から学んだのでした。
「どうせ、食べるんだったら、ゆっくり楽しんで食べたい。」
そして、僕は未だに変わらず、何も学んでいない。
「腹一杯食べれば、とにかく幸せ。サクランボいっぱい」
そんな結婚生活での経験値の生かし方の差がでた
最近の出来事でした。

投稿者: WildHarmony

1978年 東京都生まれ 東洋工学専門学校(現 東京環境工科専門学校)にて、フィールドワークの基礎を学ぶ。 北海道・知床、自然トピアしれとこ管理財団(現 知床財団)に通年で2年間ガイドとして勤務。 様々な経験を積み、クマのいるフィールドで行動する技術を学ぶ。 知床のフィールドで、写真で生き物を撮す事の愉しさを知り、 自分を通して自然を写真で表現することの奥深さに触れる。 北の自然へのあこがれに従って、その後アラスカへ渡る。 アラスカの広大な土地を巡る鮭の旅に触れ、 巨大ないのちのサイクルに自分のテーマ「鮭」を見出す。 Kentaro Yasui Born in Tokyo in 1978. Learned the basic skill of fieldwork from Toyo-Kogaku special school. After graduating I worked for Shiretoko foundation in Hokkaido. and guided in Shiretoko National park for many people in two years. Because of my admiration for nature of the north, I went to Alaska to photograph its beauty and wildlife. I mentioned of expressing nature with a photograph through oneself. Currently resident in Japan.

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