近況 お騒がせしました

ご無沙汰してます
アラスカ後、ロクに更新もせず放置しておりましたが、久しぶりに書きます。
一部の方にはカミさんのつぶやきでばれていますが、今、入院してます
まー、普段のぼくを知る人からしたら
「え?」とビックリするところでしょうが
簡単に言うと「一酸化炭素中毒」と言うやつです。
まー、何とも恥ずかしい気分ですが、
なっちまったものはしょうがない。笑
カミさんが鉄風炉というお茶で使う火鉢なものをもらって来ました。
ここ最近、それで鉄瓶に炭でお湯を沸かして飲むのを楽しみにしてました。
寒いので暖もとれますしね。
簡単に言うとコイツが原因です。
夕方、火を点けたままうたた寝したあと、仕事から帰ってきたカミさんとお茶を飲み、(カミさんがこの辺りでmixiでつぶやいてる)
それから晩飯を食べ始めると風邪のひき始めのような頭痛がし始め、吐き気がし始めたので、立ち上がったところで、
オリョ?オリョリョ?
となったら後は床にひっくり返ってて、カミさんが救急と電話で話している声でうっすらと目が覚めた感じです。
何となくドアに手をかけたあたりまでは覚えているんですが、ガラス戸に突っ込むのはマズイと何とか後ろに引っくり返ったようです。
目が覚めた後は、ずっと冷静で自分が引っくり返ったことも理解できたので、打った体の痛みは無いか探したり、カミさんに脈をとってもらうように頼んだり、救急隊がきた時に意識がなかったら困るので、自分のコンディションを伝えてもらえる様に要点と経過をまとめて伝えたりと引っくり返ったままできることをしてました。
(人間って結構、忘れないもんですね。昔ガイドの仕事をしていた時に学んだ救命救急のイロハが色々頭に浮かんできました)
そこからは、初物尽くしです。
初ストレッチャー!
結構重心高いです。救急車への積み込みがスムーズなのに軽く感動。
初救急車!
車内の装備をマジマジと観察出来ました。
搬送もあったので、都合二台乗りましたが、レイアウトは同じでも色々個性があって面白かった。「お産セット」なんて積んであったりしました。
ウィンカーや救急ランプの動作が車内のランプでも確認できるようになっていて、走行中もさすがプロといった感じで最低限の荷重移動で負担はほとんど感じませんでした
初救急外来&ICU
これはドラマの世界です。点滴を打たれ、血を抜かれ、皆さん手慣れたものでした。
看護師さんの頭の回転が早くてとてもキビキビした印象でした。
実はここで検査するまで、呑気にしてたんですが、血中の一酸化炭素が30%くらいあったらしく、通常は0.5%くらいで、喫煙者でも1%くらいだそうでこの数値でケロっとしているのはオカシイと先生にはハッキリ言われてから、アッサリ入院する羽目になりました。
そこからは、魚雷発射管のような加圧酸素治療器に入る治療と戦闘機パイロットのような酸素マスクを常時身に付けるだけで特にすることもなく、今日一般病床に移されました。
一酸化炭素中毒は時間経過で症状が出ることもあるらしく、この魚雷発射管治療とパイロットごっこはしばらく続けなければならないようです。
ICUにいた頃は看護師さんたちの会話を聞いて内容を推測したり、モニター装置の読み方を教えてもらったりと色々面白い事もありましたが、明日からは退屈しそうです。
そんな訳で、昼間寝て眠くないので
困っている困った病人です。
カミさんがいなかったら、アウトだったかもしれないと釘を刺されましたが、意外と侮れないようです。
炭を部屋で起こす人は少ないかもしれませんが、五時間くらいは身体に一酸化炭素は残るようなのでご注意ください。
匂いも、気配もなく急に「アラッ?」と引っくり返ってお陀仏です。
恐ろしいもんです。
これに学び、しっかりと換気をして
鉄風炉を使おうと思います。
御心配をおかけしました
特にカミさんには。
いろいろありがとう。

投稿者: WildHarmony

1978年 東京都生まれ 東洋工学専門学校(現 東京環境工科専門学校)にて、フィールドワークの基礎を学ぶ。 北海道・知床、自然トピアしれとこ管理財団(現 知床財団)に通年で2年間ガイドとして勤務。 様々な経験を積み、クマのいるフィールドで行動する技術を学ぶ。 知床のフィールドで、写真で生き物を撮す事の愉しさを知り、 自分を通して自然を写真で表現することの奥深さに触れる。 北の自然へのあこがれに従って、その後アラスカへ渡る。 アラスカの広大な土地を巡る鮭の旅に触れ、 巨大ないのちのサイクルに自分のテーマ「鮭」を見出す。 Kentaro Yasui Born in Tokyo in 1978. Learned the basic skill of fieldwork from Toyo-Kogaku special school. After graduating I worked for Shiretoko foundation in Hokkaido. and guided in Shiretoko National park for many people in two years. Because of my admiration for nature of the north, I went to Alaska to photograph its beauty and wildlife. I mentioned of expressing nature with a photograph through oneself. Currently resident in Japan.

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