先日、衝動買いの聖地「東急ハンズ」に行ってきました。
時間のある時は、最上階まで一気にエレベーターで上がり、
そこから各フロアをフラフラとチェックしながら
気になった物をつい、買ってしまうという
時間と財布の無駄な行為が大好き。
今回の目的は電動リューターのビットで
シリコンポイントの目の細かいやつが欲しかったので、
さっそく売り場に直行。
これで、この前作った銀の腕輪が綺麗に研磨出来ると
目的を達成後そのまま、いつもの行為に。
今回のフラフラの一番のポイントは
具合の良い額を発見した事。
10年ほど前に、北海道に住んでいた頃に車で走っていたら、
道路の脇に死んでいたフクロウを発見した事があって、
その時に拾った翼と尾羽を拾った。
状況から恐らく前の夜に飛んでいる時に惹かれた様子だったけれど、
翼などの骨折もなく、ただだらんと首がしているだけだったので、
轢かれると言うよりは引っかけられるような感じだったのだろう。
この時、拾った羽を綺麗に額に入れて飾ってみたいと
ずっと思っていたけれど、結局ちょうど良いのが見つからず、
翼を広げた状態のままで乾かして飾っていたのだけれど、
むき出しの状態のままなので、湿気の多い季節になると
匂いはしないが、保存には良くないなとずっと
思っていた。
今回見つける事が出来たのは厚みが30ミリ以上ある
ちょっと特殊な額なのだが、以前作ったベニザケのフレームアートで使った物に近い。
このフレームはIKEAで買った物だけど、やはり
フクロウの羽を丸ごと飾ろうとするとどうしても大きさが足りず、
かといってオーダーすると金額が上がってしまい
なかなかコストと希望が重ならず進められなかった。
とりあえず、物の目処が付いたので、
予算の目処が付き次第、制作にかかりたい。
と、思って詳しい事を売り場の人に聞いて、メモしていた時に
借りた売り場の人のペンがすごく使いやすい!
「これ、書きやすいですねえ、うん。」
「良いんですよ、コレ。オススメですよ」
「ここで売ってますか?」
という具合にまたしても衝動買い。
【STAEDTLER 製図用シャープペンシル】¥1260
みごとについで買い。
いや、でも書きやすいんだ、本当に。
月: 2008年4月
深下
ここはアラスカではありませんよ
ちょっと前に、嫁さんの買い物につきあって、
出かけてみたら近所のSATYでとんでもないものをみつけた。
一年も家を留守にしていると何がどこにあるのかさっぱり
覚えていなくて、久しぶりの我が家はまるで、
他人の家のような、でも不思議と落ち着くような
空間であるのだが、まずは「普通の暮らし」をしたい
という嫁さんの希望により、食材の買い物につきあう事にした。
まあ、チャーミーグリーンのCMのように手はつながなかったけれど、
これもサービス、サービスと思いながら、
出かけて、あれこれと食材を買い、出口に進んだ
その時だった。
つい子供の頃からの習性なのか、ガチャガチャに視線が行ってしまう。
子供の時にガンダムのいわゆる「ガン消し」をあつめていて
ピーク時には256個持っていたのだ。
それはぼくにとっては宝物で、だから今になってもその持っていた個数は
良く覚えている。
まあ、ついその時からの習性で何気なくガチャガチャが視線に入ると
一瞬気をとられてしまうのだ。
もちろん今は買わないけれど。ええ、大人ですからね。
「えーっっっ!」と見つけた時はひとりで大きな声を出してしまい、
周りの人に注目されてしまった。
まあ、周りの人にしてみたら、何でもない事ですけど
ぼくはびっくりしましたよ!本当に!
あのー、ガチャガチャで「ハンティングトロフィー」って
どういう世代をターゲットにしているのでしょうか?
ハンティングで獲った獲物をトロフィーとして飾る
文化の欧米では普通の事だけど、
我が日本にはそんな文化はありませんよ。
しかも目玉がムースって。
とは突っ込んだものの、その後、わざわざ両替に行って、
百円玉を握りしめ、嫁さんにあきれられながらも
ムース好きとしてはこのチャンスを逃すわけにはいかず、
チャレンジしました
1回300円のチャレンジはちょっぴり勇気がいるけれど、
さっそく、挑戦。
見事な引きの強さを発揮!一発目でゲット!
「今年の運をここで全て使い果たしちゃうんじゃないの?」という
ヨメのつっこみもありましたが、こういう場面にはぼくは強い。
しかし、もうちょっと苦戦する事を予想していたので、
ちょっと物足りない。そこで、ドールシープを次はねらおう
と言う事になり、再度挑戦。
「まあ、イボイノシシが出なければいいや」と軽い気持ちで
ハンドルを回す。
何て言ったって当初の目的は果たしたのだ。
ぉおお、神よ!
来ましたイボイノシシ!
思わず、その場で膝から崩れ落ちてしまった
ここでも、さらに引きの強さを発揮!
一番欲しいものか、一番いらないものか
その間はありません。
まさに、我が人生。白か黒か。
まあ、負けたまま終われないのがギャンブルでしょう。
と、いうわけでもう一回。
このまま行くとムース1個、イボイノシシ2個が頭をよぎりましたが
なんと、
ひゃっほい、シークレットのドールシープの頭骨!
マ、マニアックすぎる。
最初、何だか判らなかった。
計900円も使ってしまったが、なかなかの内容だった。
まさに、狩り!
今日の獲物は上々だった。
で、このトロフィー良くできた事に裏にマグネットが付いていて、
さっそく、冷蔵庫のドアにぺたり。
見事にヨメに怒られたが、そんな事を言われても
「マグネットは冷蔵庫のドアに」が、この世の常。
いわゆる常識という奴なのだ。
それに、狩った獲物は狩るまでが楽しいのだ。
さて、次回の買い物に同行した際はどれを狙おうか?
ちなみに、左から
イボイノシシ、ドールシープ、エゾシカ、アメリカバイソン、ムース、
シークレット2種。
これアラスカのショッピングモールに置いたら、
絶対売れるとおもうんだけどなあ。
ビジターセンターでもいいけど
完璧な日
心がうきうきとしている。
1年以上ご無沙汰な感覚。
この感覚をひさしぶりに感じている。
それは、明日が「特別な日」であるということ。
結婚記念日でもなければ、
誕生日でもないし、
ましてや誰かとデートでもない。
何の変哲もない、「明日」という一日。
しかし、心臓の鼓動をどきどきと
早打つようなわくわくする予感に包まれている。
9分咲きの桜の話を電話で聞きながら、
実家に行くと、春の季節の変わり目からの
季節はずれの春の嵐によって、
ぴったりと山の稜線が真っ白に包まれていた。
その景色を見た時にぴーんという閃きのような
直感が自分の心の奥から沸いた。
「これは撮れるぞ」
一年の中に数日だけ、天候も状況も全てがまるで
スロットマシンのようにピタリと重なって
完璧な日が存在する。
それはもう、その日の朝を迎えた時に
今日は完璧な日だと判るのだ。
前にも北海道で働いていた時に初めてその日を迎え、
その予感したがって、仕事を早退してカメラを担ぎ
完璧な日を満喫する事が出来た。
その後も何度かその予感はあったが、
残念ながら決断が遅れたり、条件が整わなかったりと
その日に自分が遅れをとることが多く、
目の前を過ぎていく歯がゆさを何度も覚えた。
その経験からいかにその日に立ち会う事が
難しく、また素晴らしいものなのか
そして同じ瞬間はどれだけ待とうともう
2度と訪れないものであるかを知った。
今日、その予感がした時はカメラもなく
フィルムもなく、あるのは予感だけだった。
そこでした事は一つだけ、「決断する」事だけだった。
思い立ったのは21時を過ぎた頃。
そこからはタウンページを開き、フィルムを置いていそうな
個人の写真店を電話帳の上からあたり、頼み込んでフィルムを
手に入れ、車を飛ばしてカメラを取りに山梨から横浜に戻ってきた。
カメラを用意し、日の出の時間を調べてこれから山梨に戻る。
明後日は低気圧の影響で天気が荒れる事が判っている。
チャンスは明日の午前中のみ。
結果はどうなるのかそれは判らないけれど、
明日が完璧な日になる事は判っている。
その時に立ち会えるのであれば、
写真が撮れるか撮れないかはあまり重要ではないのだ。
「明日」がくるのがわくわくとする。
それこそが今の僕にとっては一番大事な事なのだ。