火を見つめる

薪ストーブの炎を見つめていた。
その色彩の奥深さに感動し、写真に撮ってみた。

時間とともに形を変え、色を宿し
熱を放ち滅び行く芸術
そんな言葉の意味さえも炎の色に吸い込まれ、
時間が熱に溶け、思考があいまいになる。
ぼんやり眺めながら、無数のシャッターを切った。

木の時間が熱によって昇華していく
様々な思いがよぎっては消えていった。

「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」

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