同じ時がながれている。

最近は、写真を取りに行ける状況ではないので、
フラストレーションがたまっています。
来年は水中用の機材を導入するつもりで、
そのテストをしたかったのだけれど、
全然、時間がとれないままだんだんと
寒くなってきました。
あんまり、気にしていると
ストレスになるので、目線を変えて
いろいろ自分の手仕事で何か作る事に
情熱が沸いてきました。
「あ〜、何か作りたい!!」
これも立派な表現。
写真だけにこだわらず、自分の中にあるものを
外に作り出す。
何だか、写真のイメージよりも
最近は「こんなモノ作りたいなあ・・・」
と考えている事が多くなってきました。
そこで、幾つかのアイデアを形にしようと
一つ具体的に決めました。
それは以前、近所の人が
クヌギの木を切り倒してくれないかと頼みに来たので、
父と二人で切り倒して、薪にしました。
その時の木がとても立派なクヌギだったので、
根本の部分は太すぎて大きいので、
後日運ぶつもりで、今までそのままになっていました。
前にどこかのギャラリーで古くなった臼(餅つきの)を
加工して一人がけの素敵な椅子を作って
展示してあったのを最近思い出し、
「あのクヌギだったら作れるかも・・・・」
と思い立ち、今度こそ持ち帰ろうと
様子を見に行ってきました。

すると、誰にでも同じように時間が流れていたようで、
しっかりキノコまで生えて、土に還る過程にはいっておりました。
やはり、何事も頭の片隅に置いたまま永遠に時が止まっているわけもなく、
しっかりと時間が流れておりました。
この材をつかって何か出来るわけもなく、
しょんぼりです。

投稿者: WildHarmony

1978年 東京都生まれ 東洋工学専門学校(現 東京環境工科専門学校)にて、フィールドワークの基礎を学ぶ。 北海道・知床、自然トピアしれとこ管理財団(現 知床財団)に通年で2年間ガイドとして勤務。 様々な経験を積み、クマのいるフィールドで行動する技術を学ぶ。 知床のフィールドで、写真で生き物を撮す事の愉しさを知り、 自分を通して自然を写真で表現することの奥深さに触れる。 北の自然へのあこがれに従って、その後アラスカへ渡る。 アラスカの広大な土地を巡る鮭の旅に触れ、 巨大ないのちのサイクルに自分のテーマ「鮭」を見出す。 Kentaro Yasui Born in Tokyo in 1978. Learned the basic skill of fieldwork from Toyo-Kogaku special school. After graduating I worked for Shiretoko foundation in Hokkaido. and guided in Shiretoko National park for many people in two years. Because of my admiration for nature of the north, I went to Alaska to photograph its beauty and wildlife. I mentioned of expressing nature with a photograph through oneself. Currently resident in Japan.

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