今年のクリスマスプレゼントに図書カードをもらった。
 義理の母からのプレゼントだったが、とても嬉しかった。
 普段から節約生活を心がけている以上、無駄なお金は使えない。
 最近は無駄な物を買う余裕どころか、必要な物も吟味を重ね、
 欲しくなってしばらくしてからやっと買うという事が多い。
 「気持ちがさめずに、やっぱりおぼえていて欲しい!!」
 ということになったらやっと購入の許可が下りる。(自分の中のね)
 そんな訳で、Amazonのアカウントの買い物かごはいっぱいだ。
 何しろ、アラスカに通うようになって、ちょうどこの時期が一番つらい。
 帰国して働き始めなので、収入も少ないし年末の支出も多い。
 そんな中、自由に好きな本を買える余裕が与えられた事はとても
 嬉しかった。
 仕事で渋谷に行く機会があり、ゆっくり幾つかの本屋をまわって
 何を買うべきか選んだ。
 じっくり2時間をかけ足が痛くなるまで立ち読みした。
 「やはり写真集にするかな」
 「こんな時くらい全く違う分野の事で勉強した方がいいのでは・・」
 結局、写真集にした。
 
 Steve McCurry “Portraits”
 この表紙のアフガニスタンの少女の写真はあまりにも有名。
 ナショナルジオグラフィックのカメラマンとして世界中で、
 人の写真を撮り続けています。
 この写真集はポートレイトを集めた物で正面から被写体と向き合い、
 特別な構図や効果は使わず、シンプルな写真家としての才能にあふれています。
 「たまにプロの写真家って何が違うのって?」耳にする事があるけれど、
 この回答はこの写真集にあるようにも思います。
 僕は動物が主な被写体だけど、ずっと同じ構図で構成された
 この写真集は最後まで飽きる事なく人の様々な表情を
 見せてくれます。
 いろいろ迷ったけれども、この1冊を買って帰ってきた。
 まだ半額残っているから、あとは何を買おうか。
 アンセル・アダムスやブレッソン、ロバート・フランクなどの
 大御所の写真集はまだ1冊も持っていないんだよね。
 迷ったけれど、このあたりの人たちは出版されている本が多すぎて、
 よく調べて良いのを買おうという事にしました。