Salmon Skeltons

いつも、食べ物の話だと突っ込まれそうなので、
たまには撮影の話を。
サーモンの撮影はもうすぐ終わり、ムースに切り替わります。
と先日書きましたが、今日はサーモンの撮影の事について。
ベニザケは川で産卵するものと、湖で産卵するものがいます。
湖で産卵したあとのサーモンは湖の底でゆっくりと腐敗し、
やがて骨だけが湖岸にうちあげられます。
去年撮影したものの、山火事の煙が空を覆っていた影響で、
まったく使い物にならず、今回はその骨の山を
再び撮影に向かいました。
湖までのトレイル(遊歩道)は一部が山火事の被害を前にうけて
森として再生している段階です。


湖の湖岸は、山火事に焼かれ、
川を旅して漂着した倒木がひしめき合っています。


漂着したサーモンの骨たち
サーモンの骨が静かに湖岸に打ち上げられ、
まるでその様子は打ちあげられた倒木たちと重なって
誰も訪れる事のない静かな墓場のようでした。

投稿者: WildHarmony

1978年 東京都生まれ 東洋工学専門学校(現 東京環境工科専門学校)にて、フィールドワークの基礎を学ぶ。 北海道・知床、自然トピアしれとこ管理財団(現 知床財団)に通年で2年間ガイドとして勤務。 様々な経験を積み、クマのいるフィールドで行動する技術を学ぶ。 知床のフィールドで、写真で生き物を撮す事の愉しさを知り、 自分を通して自然を写真で表現することの奥深さに触れる。 北の自然へのあこがれに従って、その後アラスカへ渡る。 アラスカの広大な土地を巡る鮭の旅に触れ、 巨大ないのちのサイクルに自分のテーマ「鮭」を見出す。 Kentaro Yasui Born in Tokyo in 1978. Learned the basic skill of fieldwork from Toyo-Kogaku special school. After graduating I worked for Shiretoko foundation in Hokkaido. and guided in Shiretoko National park for many people in two years. Because of my admiration for nature of the north, I went to Alaska to photograph its beauty and wildlife. I mentioned of expressing nature with a photograph through oneself. Currently resident in Japan.

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