いつも、食べ物の話だと突っ込まれそうなので、
たまには撮影の話を。
サーモンの撮影はもうすぐ終わり、ムースに切り替わります。
と先日書きましたが、今日はサーモンの撮影の事について。
ベニザケは川で産卵するものと、湖で産卵するものがいます。
湖で産卵したあとのサーモンは湖の底でゆっくりと腐敗し、
やがて骨だけが湖岸にうちあげられます。
去年撮影したものの、山火事の煙が空を覆っていた影響で、
まったく使い物にならず、今回はその骨の山を
再び撮影に向かいました。
湖までのトレイル(遊歩道)は一部が山火事の被害を前にうけて
森として再生している段階です。
湖の湖岸は、山火事に焼かれ、
川を旅して漂着した倒木がひしめき合っています。
漂着したサーモンの骨たち
サーモンの骨が静かに湖岸に打ち上げられ、
まるでその様子は打ちあげられた倒木たちと重なって
誰も訪れる事のない静かな墓場のようでした。