みなさん、やまぶき色って知ってました?
実は知らなかったです。
恥ずかしながら。
ゴールデンウィークでまとまって休みがとれたので、
ヨメさんと近くの自然観察の森に出かけてきました。
北海道の森の植物は、経験上ある程度見分けがつくのですが、
多様性豊富な本州の森はまさに多民族国家のダウンタウンのように
見えます。
ビジターセンターに立ち寄ってフィールドガイドをもらってから、
それを片手に歩いてみたけれど、
まったく、わからず。
「えー、こんな名前あんの?」という台詞で
せいぜい良くても、「あっ、聞いたことあるぞこの名前」
なんて言いながら歩いてました。
その中に、森の中に咲く、やわらかなオレンジのピンポン球くらい大きさの花が。
「これ、知ってる?あのやまぶき色のやまぶきだよ」とヨメさん
「えっ、これが!あのやまぶき?」
小学校の絵の具セットに入っていた黄色の隣のやまぶき色はこの色から
来ていたのです。
その時初めて知りました。
やまぶきという名前は不思議だったけれど、
「そういう」名前としておぼえていたので今まで、なんでやまぶき?と
思ったことはなかった。
カメラのファインダーに集中していると、
薄曇りの新緑の森の緑ににじむ、遠景のやまぶきの花の
鮮やかさが、これから始まる6月の花の時期にむけて
先陣をきって輝いていた。
今回のやまぶき色の件で思い出したことが一つあって、
あの小学校の絵の具セットのスタメンの中の編成だ。
やまぶき色がこれなら、
じゃあ、ビリジアンはいったい?何からきたんだ?