新潮文庫 なぜ君は絶望と闘えたのか 門田隆将
「司法に絶望しました。控訴、上告は望みません。早く被告を社会にだして、私の手の届くところに置いてほしい。私がこの手で殺します」
あの記者会見で、この光市母子殺害事件をしり、やっとこの本が読めた。
妻と子を未成年に殺された青年の絶望と闘い、そして再生が丁寧に
取材された本だった。
もともと関心を持っていた事件だけに、夕方本屋で文庫本を買ってから、
帰りの電車と帰宅してからの時間で読み終えてしまった。
この1年半くらい落ち着いて本を読むなんて、集中力が続かなかったので、
本を読むことから離れていたけれど、一気に読んだ。
事件への感想も、本の感想も非常に安っぽくなりそうなので、
特に書かないけれど、30年生きてきて、いろいろな人を見送る経験を
した今だから、命の重みというか、人の生き死にがどんなものをもたらすのか
を身をもってわかることができるようになった。
だから、うまくいえないけれど、「それでも、生きろ」と
自信はないけれど、自分にも人にも言って生きていきたい。
たとえ、絶望したとしても、人はつながってさえいれば、きっと生きていける。
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投稿者: WildHarmony
1978年 東京都生まれ
東洋工学専門学校(現 東京環境工科専門学校)にて、フィールドワークの基礎を学ぶ。
北海道・知床、自然トピアしれとこ管理財団(現 知床財団)に通年で2年間ガイドとして勤務。 様々な経験を積み、クマのいるフィールドで行動する技術を学ぶ。
知床のフィールドで、写真で生き物を撮す事の愉しさを知り、
自分を通して自然を写真で表現することの奥深さに触れる。 北の自然へのあこがれに従って、その後アラスカへ渡る。
アラスカの広大な土地を巡る鮭の旅に触れ、
巨大ないのちのサイクルに自分のテーマ「鮭」を見出す。 Kentaro Yasui
Born in Tokyo in 1978.
Learned the basic skill of fieldwork from Toyo-Kogaku special school.
After graduating I worked for Shiretoko foundation in Hokkaido.
and guided in Shiretoko National park for many people in two years.
Because of my admiration for nature of the north, I went to Alaska to photograph its beauty and wildlife.
I mentioned of expressing nature with a photograph through oneself.
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