宇宙へ

公開中の映画、「宇宙(そら)へ」を
先週、ワンコインキャンペーンと500円で見られるというので
見てきました。
仕事を終えて急いで、映画館に向かい
さっとコンビニで食事を買いつめこんで済ませて、
いざ宇宙へ!!
「宇宙(そら)へ」
映画自体は、宇宙開発の歴史をさらっと流れをなぞる程度の内容で
ロケットがまともに飛ばない時代の映像から、アポロの月到達、
そしてスペースシャトルの登場と、チャレンジャーの爆発事故
コロンビアの焼失など現代に至る。
宇宙の不思議さや、挑戦しようとするアストロノーツの人間物語などは
なく、本当に起こったことをなぞっていっただけの内容だった。
宇宙の映画として期待していた見た人にとっては、ネットでの評判はイマイチみたいだけれど、
それでも、物心ついたときには人は月に降り立った後だったし、
スペースシャトルは宇宙から帰ってきた映像を見て育ったぼくにとっては、
繋がらない断片的な宇宙開発の歴史を一つでさらっとまとめてみられたことは
良かった。
ふと、思ったのだけれど、人類の進歩っていう事で
何か新しいことを人類が初めて挑戦したときから、その過程が詳細に記録が残っている事って
歴史的にも無いんじゃないかな?と思って帰ってきた。
いろいろな歴史の出来事にも様々な記録は残っているけれど、その
信憑性は一方的な記録の残り方だったりすると思うと、疑問が残る。
もちろん、この宇宙開発にも60年ほどの時間が経ったけれど
残念ながらこの人類の進歩を最初からリアルタイムで体験し、
それを自分の言葉で語ることが出来る人は恐らくほとんどいないし、
(生き残っているけれど、今の出来事と昔の出来事を公平で見ることは
出来ないのではないかと仮定した)
おそらく、それぞれの世代の人が僕の体験と同じように、
状況は違っていても、それでも同じようにすでに始まった状態から
体験しているはずだ。
そう考えると、ちょっと前のこととは言え、
何かに新しく挑戦していく人類のパワーについて、それを映像を見るという
行為によって補完体験できるというのは凄い事何じゃないかと思った。

投稿者: WildHarmony

1978年 東京都生まれ 東洋工学専門学校(現 東京環境工科専門学校)にて、フィールドワークの基礎を学ぶ。 北海道・知床、自然トピアしれとこ管理財団(現 知床財団)に通年で2年間ガイドとして勤務。 様々な経験を積み、クマのいるフィールドで行動する技術を学ぶ。 知床のフィールドで、写真で生き物を撮す事の愉しさを知り、 自分を通して自然を写真で表現することの奥深さに触れる。 北の自然へのあこがれに従って、その後アラスカへ渡る。 アラスカの広大な土地を巡る鮭の旅に触れ、 巨大ないのちのサイクルに自分のテーマ「鮭」を見出す。 Kentaro Yasui Born in Tokyo in 1978. Learned the basic skill of fieldwork from Toyo-Kogaku special school. After graduating I worked for Shiretoko foundation in Hokkaido. and guided in Shiretoko National park for many people in two years. Because of my admiration for nature of the north, I went to Alaska to photograph its beauty and wildlife. I mentioned of expressing nature with a photograph through oneself. Currently resident in Japan.

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