前に、屋根につけた地デジのアンテナがずれたのか、
近くで建て始めたビルの影響なのか、テレビの映りが
悪くなってきたので、屋根に上がって、ちょっと調整してみたものの
よけいに映りが悪くなってしまった。
そこで、一念発起してアンテナに
スタンドとワイヤーを買ってきてアップグレードした。
ちょっと、予想外の出費で、
半日かけて炎天下の中でいい汗かきながらの
アンテナの取り付けはなかなか骨が折れた。
最初はサクサクっと終わらせるつもりだったけど。
何が大変ってアンテナから、四方に張ったワイヤーの固定も大変だったけれど、
一人で受信の角度の調整をしなければならないので、
屋根の上から今のテレビの画面に映った受信の数値を
みるには知恵を絞った。
結局、姿見の鏡をおいて、角度を調整して屋根の上から見える位置に
置いて、そこに映った数値を双眼鏡で覗きながらちょっとずつ
角度をずらした。
金と手間をかけたおかげで、きれいに映るようになって、みられる放送局も
増えた。
そこで、今日楽しみにしていたNHK SONGSという番組のウルフルズの放送を見た。
先日、活動休止の発表をして、翌日に六本木でフリーライブを行った彼ら。
そのときのフリーライブにはぜひ行こうと、受付開始から必死に電話したけれど
全くつながらず、機会を逃した。必死に仕事を早退する理由を考えていたのに。
しかし、幸運な事に今回の放送ではそのときの様子を放送してくれた。
最初、「おっっっ!これは良かった、ここで見られるぞ」
と思ったが、見ていて何かしっくりこない。
ひたむきに元気のよさが突き抜けた、彼らの良さがまったく感じられない。
ふと何も伝わらない彼らのパフォーマンスをみていて、
そうだよな、活動休止をきめたバンドだもんなと
頭の中で言葉がよぎった。
バラバラなのだ。
彼らはテクニックもいいし、うまくステージをこなしていた。
でも、前に見た彼らの姿は本当に楽しそうに演奏していた。
バンドの中に存在している、気の混じり合いのようなものが感じられなかった。
四人で音を出す事のすばらしさをインタビューでそれぞれは語っていたが、
残念ながら、今回見た放送からは伝わってこなかった。
彼らはこのまま大人になってしまうのか?それとも取り戻せるのか?
それは時間が経てば、わかると思う。
マイケルが、忌野清志郎が逝ってしまい、ウルフルズが眠りにつこうとしている。
理屈をおいても、好きなバンドが一つ休止してしまうのは、寂しいなあ。