イースト君たちの発酵活動を
待っているあいだ、残った鶏肉を後日食べられるように
料理しておくことにした。
さすがに、2kgは予想していたより
量が多かったけれど、このままにしておいても
腐ってしまうだけだったので、
前に買っておいた「無印良品 グリーンカレーキット」を
使って、この余剰鶏肉を消化する事にした。
自分で料理をするときに、次に食べる食事の
さらに次の食事の分を作らなければならないのは
しんどい。
しかし、さっさと作らないとイースト君たちの発酵活動が
終了してしまい、せっかく彼らが時間通りに活動してくれたのに
お待たせしてしまう事になる。
ココナツミルクを溶いて、ジャガイモを刻む。
さらに鶏肉を切って炒める。
しかし、思っていたような面倒さはなく、キットの手順に沿って作業を行い、
スムーズに完成。
このままこいつを食べて終わりにしてしまおうかと
考えたけれど、ま、言い出した事だし。
と一人納得して作業を進める。
奥に移っている鶏肉は現在下ごしらえ後、熟成待機中。
無事、発酵の済んだパン生地はこれからのおいしさを
約束しているように柔らかく膨らんだ。
ローリエとニンニク、そしてジャガイモを加え、
シンプルな味付けで、ぐっと期待が高まった。
さあ、行くぜ!
ベイベー!!
この炎の暖かさが彼らを包み、
魔法の時間を経て、豊かな食事に変えてくれるのだ。
久しぶりに焚き火をおこしてみると、さっそく
火のゆらゆらと動く様子や、おき火の透き通るような
赤の美しさに魅入ってしまう。
時間の感覚は見事に弛緩し、ぼんやりととりとめのない事を
考え始める。
緊張していた自分の体がほぐれたことにふと気が付いたが、
まもなくうとうと椅子に座ったまま眠ってしまった。
どのくらい眠っていたのかは判らなかったけど、
ぱっと目が覚めた。
体の筋肉は緩く、力が抜けているのが自分でも
心地よかった。
と、居眠りするために火をおこしたのではないので、
火をならして、ダッジオーブンをセット。
あとは、イースト君たちに発酵活動をお任せしたように
ダッジオーブンとおき火に行方を委ねて、彼らが良い仕事を
しやすいように火のコントロールに気を配った。
では如何でしょうか?
その3に続く。
というテレビみたいな事はやめて、まずはローズマリーチキン!
蓋を開けると、キュッと引き締まるようなローズマリーの
香りとフラットに広がるローリエの香りが
湯気とともに広がった。
ちょうど良い火加減だったみたいで、
皮付きニンニクもジャガイモも良い具合だった。
ジャガイモはきっと火が通りやすいように箸で刺したのが
効果があったようだ。
次にパンをチェック!
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・まあ、ほら
最初は何事も失敗はあるっていうし、ね。
ほら、こうやって割ったら、
中はオイシソウジャーン!
とまあ、少しの反省点があった方が次回に
つながっていくわけで、まあ、食べられないわけではないので
おいしく頂きましょう。
でも、不思議とトースターでこれだけ焦がしたら
焦げ臭くて食べられないけど、でも今回は
全然匂いが無くおいしくちぎって食べた。
いただきます