人と人のあいだに

プリントのサンプルを持ち込んで、
写真展の展示サンプルを作成する事にしました。
パネルに貼ったり
額装したりと様々な展示方法がありますが、
新しい展示方法を知ったので早速自分の作品で試して見る事にしました。

色々具体的にカタチにしてみないとわからない事が沢山あります。
まだ決まった話は一つもないのですが、動きながら悩むのがポリシーなので、制作に持ち込んで色々聞きながら試しています。

写真って、撮っていて面白い分野だなと思うことも多くて、写真自体の話よりは今日はチョット違う角度で。
自分は撮る人なのですが、自分の中にある考えをイメージにまとめて、そしてそれを人に届くカタチにするまでには、沢山の機械や道具そして人に関わって、最後に形なります。
モチロン、最初はカメラ。
そして、今回のようにプリントして、
展示できるカタチにするためには、
印画紙やプリンターが必要だし、当然それを最善の状態に保っている人がいて、その人たちの最善の努力で自分のイメージの最良のカタチで出てくる。
そして、その次は別の人たちが出てきて今回のようにパネル加工してくれる。
そこにはそれぞれの最善の努力があってはじめてカタチにすることが出来る。
撮る部分は、どんなになっても自分の領域だしどこまで行っても独りだと思います。
ただ、それをカタチにするには、そんなそれぞれのプロ達の力が必要で、それぞれの良い物を作りたいという、善意の部分の集合体で出来てるように思います。
こだわりもあるので細かなニュアンスだったり、コミュニケーションをとるのは大変。
それでも、信頼できるプロ達と仕事できるのは
静かな興奮がある刺激的な時間です。
こういった人達と出会えるかは大きな部分でいくと、運になるのでしょう。
ハズレたと思うことも今まで何度もありますが、本当に良い仕事してもらえるところって実は少ないんですよね。

ちなみに、仕上がりましたよ。
出来??
決まってるじゃないですか
さ、コレ持って次の人に会いに行きます!

投稿者: WildHarmony

1978年 東京都生まれ 東洋工学専門学校(現 東京環境工科専門学校)にて、フィールドワークの基礎を学ぶ。 北海道・知床、自然トピアしれとこ管理財団(現 知床財団)に通年で2年間ガイドとして勤務。 様々な経験を積み、クマのいるフィールドで行動する技術を学ぶ。 知床のフィールドで、写真で生き物を撮す事の愉しさを知り、 自分を通して自然を写真で表現することの奥深さに触れる。 北の自然へのあこがれに従って、その後アラスカへ渡る。 アラスカの広大な土地を巡る鮭の旅に触れ、 巨大ないのちのサイクルに自分のテーマ「鮭」を見出す。 Kentaro Yasui Born in Tokyo in 1978. Learned the basic skill of fieldwork from Toyo-Kogaku special school. After graduating I worked for Shiretoko foundation in Hokkaido. and guided in Shiretoko National park for many people in two years. Because of my admiration for nature of the north, I went to Alaska to photograph its beauty and wildlife. I mentioned of expressing nature with a photograph through oneself. Currently resident in Japan.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です