ハートロッカー

青い宇宙人を押さえて、見事オスカーを6部門でとった

「ハートロッカー」
http://hurtlocker.jp/
楽しみにしていたので、家のiMacでヘッドホンをかけてゆっくり観た
戦後のイラクでの爆弾処理班の隊員を主人公に描いた映画。
映画調の爆弾処理の時だけ緊張感を高めていく、映画ではなく、
全編に渡ってずっと緊張感にあふれている。
彼らは任務終了までさまざまな局面で爆弾と
対峙し続ける。
絶え間なく、命を賭けのテーブルに乗せ、彼らの仕事は常に
爆弾を解体しなければならない。
判断を迷っている時間もなく、命を出し惜しみできる
余裕もない。何の理由もなく人が死ぬ。
死んだ理由は誰も知らないし、教えてくれる教訓もない。
評価もさまざまに分かれる映画だと思うけれど、
絶え間なくストレスにさらされる兵士という
緊張感をもった視点はずっと変わらなかった。
人は強くもあり、弱くもある。
言い切ることなんてできない。
主人公が服を着たままシャワーを
浴びるシーンが印象的だった。
苦悩し、崩れ落ちる彼の
足下にたまる、血と泥がまざった
どす黒い水。
兵士の中に戦場が残すものの正体を表現していた。
この映画はヘッドホンで観るのがおすすめです。
兵士の息づかいをもっと近くに感じることができると思います
でも、映画自体に緊張感がみなぎっているので、
疲れているときには余計にくたくたになると思うけど。

投稿者: WildHarmony

1978年 東京都生まれ 東洋工学専門学校(現 東京環境工科専門学校)にて、フィールドワークの基礎を学ぶ。 北海道・知床、自然トピアしれとこ管理財団(現 知床財団)に通年で2年間ガイドとして勤務。 様々な経験を積み、クマのいるフィールドで行動する技術を学ぶ。 知床のフィールドで、写真で生き物を撮す事の愉しさを知り、 自分を通して自然を写真で表現することの奥深さに触れる。 北の自然へのあこがれに従って、その後アラスカへ渡る。 アラスカの広大な土地を巡る鮭の旅に触れ、 巨大ないのちのサイクルに自分のテーマ「鮭」を見出す。 Kentaro Yasui Born in Tokyo in 1978. Learned the basic skill of fieldwork from Toyo-Kogaku special school. After graduating I worked for Shiretoko foundation in Hokkaido. and guided in Shiretoko National park for many people in two years. Because of my admiration for nature of the north, I went to Alaska to photograph its beauty and wildlife. I mentioned of expressing nature with a photograph through oneself. Currently resident in Japan.

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