体折れても、心折れず

前に、トマトを植えたというエントリを上げて、実はその直後、
添え木をしていなかったためにすぐに根本からぼきっと折れてしまった。
人に話すと「もう駄目だねー」とか、「他の探して植え替えた方が良いよ」とか
言われたけれど、折れて数日しても葉っぱが下を向かなかったので、
そのまま玄関の柱に結びつけて、毎日せっせと
仕事から帰ってくると水をやっていた。
すると、枯れることなく折れた部分は、そのままの角度のままだけれど、
なんとグングンと成長を続けた。
だめかな〜とか思ったけれど、トマトの生命力は命ってすごいなあと感心するくらいだった。

「おいおい、勝手な事言わないでくれよ、おまえに決められるほど俺の生命力は
安っぽいもんじゃないぜ。」
と堂々と成長した枝を広げ、誇らしげに力強い緑を見せつけるかのように
梅雨を開けた初夏の日差しを吸収していた。
もちろん、根本は折れた角度のままではあるけれど、
立派なトマトが一つグングンと大きくなっている。

その青々とした皮の内側には、決して折れない生命力のエネルギーが
ぱんぱんにつまっていて、そのエネルギーはこれからの初夏の
太陽のエネルギーをいっぱいに受けて、さらにどんどんと詰め込まれていくのだ。

根本に一緒に植えた、バジルの伸びがトマトに比べると
弱いのが気になってきたけれど、これは
トマトソースwithバジルの現実味もおびてきたぜ!!
できれば、トマトはもう少し、数がなって欲しいなー

投稿者: WildHarmony

1978年 東京都生まれ 東洋工学専門学校(現 東京環境工科専門学校)にて、フィールドワークの基礎を学ぶ。 北海道・知床、自然トピアしれとこ管理財団(現 知床財団)に通年で2年間ガイドとして勤務。 様々な経験を積み、クマのいるフィールドで行動する技術を学ぶ。 知床のフィールドで、写真で生き物を撮す事の愉しさを知り、 自分を通して自然を写真で表現することの奥深さに触れる。 北の自然へのあこがれに従って、その後アラスカへ渡る。 アラスカの広大な土地を巡る鮭の旅に触れ、 巨大ないのちのサイクルに自分のテーマ「鮭」を見出す。 Kentaro Yasui Born in Tokyo in 1978. Learned the basic skill of fieldwork from Toyo-Kogaku special school. After graduating I worked for Shiretoko foundation in Hokkaido. and guided in Shiretoko National park for many people in two years. Because of my admiration for nature of the north, I went to Alaska to photograph its beauty and wildlife. I mentioned of expressing nature with a photograph through oneself. Currently resident in Japan.

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